情報学教育研究会は,2020年4月1日に教育情報化推進研究会と統合し,従来の情報学教育の研究開発・支援に加え,教育の情報化についてもその対象となりました。2010年7月29日は教育情報化推進研究会の創立日であったことから,情報学教育研究会では,7月29日を教育情報化推進記念日と位置づけています。
この記念日にあたり,情報学教育研究会 代表 横山成彦のメッセージを掲載いたします。
代表 メッセージ
2010年7月29日,滋賀大学大津キャンパスにおいて,教育情報化推進研究会が発足しました。教育情報化推進研究会は定期的にニューズレターを発行し,教育の情報化推進に向けた取り組みを行ったほか,当時目新しかった電子黒板を活用されている学校への視察,教育の情報化の事例調査などの活動を行いました。
いま思い返せば,発足当時はまだテレビ放送もアナログ,小学校の教室には大きなブラウン管のテレビが置いてあるのが一般的な時代でした。
あのころから14年。今ではひとり1台のタブレット型PCの配備,普通教室での高速通信が当たり前の時代となりました。
この14年で学校教育を大きく変貌させた教育の情報化について,われわれ情報学教育研究会は,より一層の研究開発に注力し,教育の質の向上に向けた一助を担っていく所存です。
その取り組みのひとつとして,情報学教育研究会の教育情報化部門に新たに校務部会を設置します。
一般に教育の情報化といえば,「教科指導等におけるICT活用」がクローズアップされ,その研究も活発に行われています。当然,情報学教育研究会もその分野の研究を従来より活発に行っているところですが,「校務の情報化」の分野においては,他の分野と比較して,研究が遅れているところです。
情報学教育研究会は「校務の情報化」分野にスポットライトを当て,産学協力し合いながら研究開発を進めていきます。
なお,「情報教育」の分野においては引き続き情報学教育部門において研究開発を進めていきます。
引き続き,みなさまのご理解・ご協力のほど,よろしくお願い申し上げます。
2024年7月29日
情報学教育研究会
代表 横山 成彦