「普通」に使えること

情報学教育研究会 Webコラム 代表blog 情報学教育研究会 代表 横山成彦 コラム

みなさん,こんにちは。

ある大学の構内を歩いていたときのことです。ちょうどお昼休み,学生たちがベンチやソファに座って休憩をしていました。

だいたいの学生がスマートフォンを見ています。その中でたまたま教え子がいたため,休憩時間はスマートフォンで何をしているのか訊いてみたところ,動画配信サービスで映画やドラマ,アニメを観ているとのこと。他の学生も動画配信サービスを視聴しているか,SNSをしているとのこと。

それを聞き,ふと,たくさんの学生が動画をスムーズに視聴できている環境が当たり前になっている状況を,再認識しました。これも,定額で高速通信が可能な5Gが普及した恩恵でしょうか。

その日の帰り道。電車の中でも多くの人がスマートフォンを眺めています。動画視聴,SNS,ゲーム,ネットサーフィンをしているのでしょうか。高速で走る電車の中でも問題なく通信ができています。

「普通」に使えることが当たり前の通信ですが,その裏では「普通」を実現するために,あらゆる箇所,場面で,いろんな人が努力しているのだろうと,ふと感じた出来事でした。